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小池ひろのり 2004.2.4.更新

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【 地域とともに 】

オーストラリア(パース)とシンガポールの視察報告


 兵庫県議会「ひょうご・県民連合」の一行14名が、1/18〜23(6日間)、パースとシンガポールを視察しました。州議会・大学・豪州文化センター等を視察しましたが、ここでは特筆すべき1点に絞り報告します。

 とにかく、街はきれいで、ゴミ一つ落ちていない気持ちの良い街でした。かつてゴミが散乱していたシンガポールでは、観光に力を入れゴミのポイ捨てに罰金制を導入しました。そして取り締まりに私服警官を増員したそうです。違反者は、1回で罰金500S$(約3万円)、2回目は違反者用の黄色のゼッケンを付け清掃を課せられます。旅行者も含む全てに厳しくしたので、ポイ捨てをする者も殆どいなくなり、街からゴミが追放されました。もちろん清掃も行き届き、治安も良くなり、観光国としてどんどん成長しています。

 オーストラリアのパースも素晴らしくきれいで、訪れる価値のある街でした。道路沿い、延々と続く真っ白な海岸、どこを歩いてもゴミを見つけにくい街でした。清掃もしているそうですが、ゴミを落とす人が少ないと言います。真っ青な空と海、真っ白な砂浜、自然と共生する街を見ることが出来ました。

 比べて、兵庫県の玄関・三宮では、ポイ捨て禁止条例の発足後も、未だに空き缶・吸い殻・ゴミが目に余ります。恥ずかしい限りです。観光都市として売り出すためにも、まずきれいな街、そして安心して観光が出来る街にしたいものです。街の景観については、今後の県議会でも取り上げ、十分に視察を生かして行きます。


( 小池ひろのり )



○自転車で草の根交流

 人と人、市民と市民のつながりが本当の友好だと実感します。たとえば、中国大陸の砂漠を走るとき、クーラーのきいた車で通り過ぎるだけなら「やっぱり砂漠は暑いなあ、自販機もないのか!」ぐらいの気持ちでしょう。
 でも、自転車で走るとなると、水が欲しくて欲しくて、たまらない。現地の人を見ると、一滴も水を無駄にすまいと大切に使っている。そんな生の姿が見えてくる。
 そして初めて、今までの日本の生活を振り返り、見つめ直すわけです。そうなると、言葉が通じなくても心で通じ合えるんです。極限状態のなかでは人間はみな同じなんですね。


 ○教師みょうりに尽きる酒の旨さ

 石子路之会で中国を走る以外に、日常でも教え子を誘ってよくサイクリングに行きます。最近の子どもは体力がありませんから、上り坂ではしんどくて文句も言うし、誘った私への恨み言も言う。
 でも、頂上に着いた時の達成感、下り坂の気持ち良さ。帰れば、みんな口をそろえて「また連れて行って!」と言います。ちょっと扱いにくいとか、問題があるとか言われている子がすっかり変わりますよ。
 そんな子が大学を卒業して就職し、初月給で買った酒を持って「いっしょに飲みましょう。」と訪ねてくるんです。どれほど旨いか。教師みょうりに尽きるひとときですね。


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