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小池ひろのり 2003.7.30.更新

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【 議会活動 】

〜 本会議で代表質問!(6月24日) 〜


6 兵庫の教育改革について

(3)高校教育の充実について

 本県の高校進学率は、平成13年度卒業生で97%に達しており、今や高校教育は義務教育化していると言っても過言ではなりません。これには、せめて高校は卒業して欲しいとの親の願いも大きな要因の一つでありましょう。

 その一方で、全日制・定時制県立高校における中途退学者は、平成13年度では2,233人に達しており、1クラスあたり概ね1名の退学者と1名の長期欠席者が出てきている現状を大いに危惧するものです。

 県教育委員会では、平成12年2月に策定された「県立高等学校教育改革第1次実施計画」に基づき、国際化、情報化、少子・高齢化等の社会の変化に対応できる人材を育成するとともに、過度の受験競争を緩和し、生徒それぞれの個性を伸ばすことを基本的考え方として打ち出しておられます。しかし、現実の教育現場においては、一人ひとりの生徒にきめ細かに対応できるようなゆとりはなく、例えば、進学校と言われる所では、大学受験を意識したカリキュラムにシフトしがちになり、7限目授業や土日補講なども見受けられます。

 人格形成の重要な時期である青春期において、豊な心を育み、生きる力をつける教育をめざし、生徒が自分の将来の進むべき道を考え、教職員と生徒が同じ目線に立って高校教育を創造していくことが求められています。そのため、県の財政状況が厳しいことは十分に承知していますが、21世紀の兵庫を担っていくためには人づくりが最重要であるとの認識に立ち、例えば、生徒の興味・関心や進路希望者等に応じた特色ある教育課程の編成や多様な選択科目に対応した人的措置を検討するなど、きめ細かな高校教育の実践に向けた支援が必要ではないでしょうか。

 そこで、本年度は、県立高等学校教育改革第1次実施計画の前期の最終年度であり、後期へ移行する重要な時期であることから、前期の進捗状況とそれに伴う課題をどのように認識し、きめ細かな高校教育の創造に向けて、どのように後期において計画の見直し等を実施していこうとお考えなのか、ご所見をお伺い致します。


7 犯罪抑制対策について
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